株式の譲渡制限について

Q:中華料理店を経営しています。店は株式会社になっているのですが、わたしはもう高齢なので従業員に引き継いでもらうことになりました。会社を譲るには、株式を譲渡することになると思いますが、株式は自由に譲渡できるのでしょうか?

A:もちろん株式を譲渡することは出来ますが、株式を譲渡するに当たって自社の株式に『譲渡制限』がついているかどうかを確認する必要があります。譲渡制限の規定は、自社の定款に規定されているほか、会社の登記事項証明書の「株式の譲渡制限に関する規定」の項目に記載されています。

株式は、本来であれば自由に譲渡できるのが原則なのですが、定款で株式を譲渡するには会社の承認が必要であると定めることができるのです。譲渡制限株式とは、このように株式の譲渡を制限している株式を言います。この規定を置くことによって、株主は会社の承諾なく株式を自由に売買できなくなり、会社にとって好ましくない者が株主になることを防ぐことができるのです。中小企業のほとんどは、株式に譲渡制限をつけています。

会社の承認を受けずに株式を売買しても、会社に対して譲渡の効力は生じませんので、注意が必要です。