数年後には会社を息子に任せたい

Q:株式会社を経営していますが、息子(38歳)が昨年修行していた別の会社から私の会社を継ぐために取締役として入社してくれました。とても嬉しいのですが、私も65歳で現役ですし、息子の経営能力はまだまだだと感じています。そのため、3年から5年くらいを目処に会社経営を息子に任せたいと思っています。今すぐではないので、株式の贈与や売却以外の方法はありませんか。

A: 家族信託を用いて事業承継をする方法があります。父を委託者として、株式の全部又は一部について息子さんを受託者として信託し、名義を書き換えます。ただし、受益者は父のままですので、課税はありません。当面の間は、「指図権者」として父が議決権行使をし、息子に徐々に経営をシフトしてことが可能です。また、「指図権者」として経営を熟知している右腕の専務を置くことなどもでき、息子を後継者として育てていく目的には家族信託は有用です。